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第5回精密工学会技術奨励賞受賞のお知らせ

第5回精密工学会技術奨励賞受賞

 

2009年10月05日

THK株式会社は、9月11日(金)、社団法人精密工学会が主催する「第5回精密工学会技術奨励賞」を受賞致しました。
「精密工学会技術奨励賞」は、精密工学分野において顕著な成果をあげた独創性・将来性のある新進気鋭の技術者、研究者に対し、その努力と精進に報いるとともに、旺盛な研究意欲を高騰させることを目的とした権威ある賞です。

受賞内容 第5回 精密工学会技術奨励賞
受賞テーマ 「FEM解析を適用した直動ボールガイド負荷分布理論」
受賞者 今井 竜也(基礎技術研究所)

 


受賞テーマ「FEM解析を適用した直動ボールガイド負荷分布理論」

FEM解析を適用した直動ボールガイド負荷分布理論

 

LMガイドは各種産業機械において先端技術を支える主要部品として数多く使用されています。また、近年ではアミューズメント機器や住宅免震等の民生市場も開拓され、その用途は拡大の一途をたどっています。しかし、市場拡大に伴う使用条件の多様化によりLMガイドへの要求性能や破損形態も多岐にわたるものとなってきました。例えば、一部の高精度要求市場からはウェービング等の運動精度に対する要求としてナノ領域が登場し、LMガイド単体の特性を熟知したうえでの装置設計が必要とされています。一方、搬送用途が主体となる市場では、高速化を目的としてテーブル等の周辺部品が軽量化され、それらの変形による偏荷重が早期破損をまねくといった事例が報告されています。こういったLMガイドの新たな可能性や諸問題を追求していくには、実験的アプローチによる試行錯誤のみでは限界があり、その代用として十分な解析精度を有する数値シミュレーションが不可欠となってきます。本研究テーマではこれらの課題を解決に導く一つの方法として、LMガイド理論解析の基礎ともいえる負荷分布理論にキャリッジ・レールFEMモデルを適用した新たな理論の構築を行い、従来理論や実験値との比較・検証を通じて妥当性および有用性の評価をおこないました。さらに、実用的な運用体制の構築についても研究の範疇とし、ソフトウェアの作成やアルゴリズムの自動化にも取り組んできました。本研究により構築された ”キャリッジ・レールFEMモデル負荷分布理論” は従来理論に対して大幅な解析精度向上を実現し、さらなる理論拡張が期待できることから、今後の当社製品の信頼性および性能向上に寄与できるものと考えています。


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